競馬は年中季語になる

アウトプットすることにより自分の予想に信憑性を

スプリンターズS 2019予想

秋G1 予想第一弾 

 

○コース傾向

まず過去のこのレースから読み解くが、2014年に芝コースの3〜4コーナーにかけた路盤改修が行われた影響もあってかこれまでの傾向にも変化が生じているので2015〜18の4レースから考える。中山1200は下り坂スタートのためテンが早くなりやすく、稍重だった昨年含めどの年でも2F目のラップタイムが10秒台になっているため(スプリンターズSに限った話ではないが)先行馬は序盤から勢いがつきやすくなっていることが伺える。

実際に先週行われたセプテンバーSでも、最初の3Fは34秒ではあるが勝ち時計1:07:6の先行馬決着であった。序盤での負担が少ない分、最後の上り坂に脚を残せるかどうかが前に行く馬にとっては重要になる。

 

2015年(1着ストレイトガール2着サクラゴスペル3着ウキヨノカゼ)は前に行った二頭がハナを主張し合うも3Fは34秒台、勝ち時計も良馬場で1:08台。前が止まり外に追い出したストレイトガールが差し切ったレースとなった。

反対に2016.17年は勝ち馬のレッドファルクスこそ追い込み競馬をしたものの、両年ともハナを切ったミッキーアイルとワンスインナムーン共に馬券となっている(特に2016年は先行した三頭が2.3.4着)。両年とも勝ち時計は1:07台だった。上記の通り、中山の1200mは初めの下り坂で勢いに乗れた先行馬に大きく展開が向くので、下り坂の恩恵を上手く活かせるかが鍵となる。昨年は稍重で3F33.0通過だったため単騎で逃げた馬にはタフな展開であったが番手で控えたラブカンプーとラインスピリットがともに2.3着にきている。後半3Fが35秒台ながらも先行馬が二頭残っていたため後ろを行く馬にも序盤のハイペースはきつい展開になっていたことが伺える。

また昨年のラインスピリットや17年のレッツゴードンキのように内埒沿いからの競馬も決まってる。

勝ち馬に関しては、内を添い直線で外に追い出して交わし切ったストレイトガール、後方待機で外から上がり33秒前半の脚で追い込んだレッドファルクス、上がりのかかる馬場で先行勢を差し切ったファインニードル共に上がりの使える上位人気馬であった。直線でスムーズに運べることが前提にはなるが、リーディング上位の騎手の技量で上手く脚を使わせている。先行馬と同様に、安定して上がり上位を叩き出せる末脚を持つ馬は重宝していきたい。

 

 

 

○血統

ミスプロ系の好走が目立ち、その中でも特にフォーティナイナー系のレッドファルクスやファインニードルが勝利を収め、ワンスインナムーン(アドマイヤムーン産駒)やラインスピリット(スウェプトオーバーボード産駒)らも活躍している。またニジンスキーの血を持つ馬の活躍も目立っており、ストレイトガールやラブカンプー、ファインニードル、ソルヴェイグなど複数の馬が当てはまる。17.18年では馬券になっていないもののストレイトガールミッキーアイルなどのSS系の活躍も目立つ。

 

余談ではあるがカンナS出走のテリオスヒメが父系SS(リアルインパクト産駒)で母父フォーティナイナー、アポロノセイランが父系ミスプロ(アポロキングダム産駒)、母系がサンデーとニジンスキー持ちとちょっと面白いので期待してみる。

☆傾向まとめ

・先行有利の傾向はあるが、時計のかかる馬場や単騎逃げなどのタフな展開になる際は前に行く馬も厳しくなる。上り坂まで脚を残せるか。

・内枠の穴馬に期待

・上がりの使える馬(特に上位人気に支持された馬)の相性は良い

ミスプロ系、特にフォーティナイナーニジンスキーの血も◎。SS系もそれなりに走る。

 

これらを踏まえ印を打っていく

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◎ディアンドル

ルーラーシップ母父スペシャルウィークの3歳牝馬だが、

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サンデー、ミスプロニジンスキー持ちの大満足セット。これまで安定して先行して成績を残し中山コースでも2歳時に勝利を挙げている。前走休養を挟んで初の古馬との対戦となったが、後ろからの差しの決まる展開ながらも先行策で2着と奮闘しその素質の高さも示している。乗り替わりといえど鞍上の藤岡佑騎手も以前一度乗り勝っている騎手である。斤量差を生かして好意につけられれば軸としては揺るがない。強いて言うならばもっと内の枠が良かったが、ここからでも連対は十分できるくらいのパフォーマンスをできるだろう

 

○モズスーパーフレア

中山1200(3.1.0.0)持ち時計1:07:0とこのコースの鬼。このミスプロ系の逃げ馬は父にstorm cat、母系に今春東京の高速馬場で大暴れしたDanzigを持ち、速い時計の勝負にはめっぽう強い。前走は休養明けで大幅に体重が増えているものの先行して4着。鞍上不安はあるが輸送なども挟んで馬体重を絞れれば上位に食い込める。ただ状態次第感は強い。前走よりも絞れてなければかなり軽視するつもりである。

 

▲リナーテ

サトノダイヤモンドの半妹ながらも短距離で才能が開花した追込み馬。稍重で上がりのかかるキーンランドCこそ35秒台だったが、その前の三戦上がり33秒台前半を叩き出している。タワーオブロンドンに末脚で匹敵できるのはこの馬ではないか。実際に京王杯とキーンランドCはタワーオブロンドンと差のない競馬をしている。枠も二枠といい所に入り、展開がハマれば1発のある怖い牝馬

 

△タワーオブロンドン

とりあえずルメール買っときゃ良いんだろ!そうなんだろ!という気持ちもあるけど、この馬シンプルにめちゃくちゃ強いと思う。1200mで走った近3走全て上がり最速、平均しても33秒台。前走のセントウルSでは2着馬に0.5差をつけて脅威の1:06:7。血統面でもミスプロの4×5。正直ここ数年の勝ちパターンに一番見合うのはタワーオブロンドンだと思ったが、サマースプリントシリーズを取るため前走への仕上げだったのではないかとも。。。今年既に6走目ということもあり印は下げたがこの馬の頭もかなりの確率であると思う。初の中山もどう出るか。

 

△ダイメイプリンセス

父はキングヘイロー(テンのスピード力に長けた追込み米国血統)、母系にはサンデーとニジンスキーの血を持つ。今回騎乗する秋山Jとの相性が重賞2勝を含む(5.2.0.4)と良く、 昨年のスプリンターズSでも差のない4着に来ている。時計こそ派手ではないもののこの馬も近走上がり上位にきている。前走は直線で他馬に併せられるような形になってしまい外に追い出さず脚を余してしまった。しかしながら北九州記念で今回の上位人気馬を倒しているのでここでも侮れない。

 

これにダノンスマッシュとセイウンコウセイもさらに検討したい

○買い目

三連複◎ー○▲ー○▲△△ 5点

ワイド◎ー○▲ 2点(配分別)

これに三連系を先行馬頭のものと、差し展開のものとでも買いたい。

 

秋1発目当たってくれ